神戸の文具店で購入しました。
一つの塊からくりぬき形を作る刳物（くりもの）という技法で作られていて、木目を途切れる事無く木の存在感と重厚感があります。
材質は虎杢（とらもく）で、規則正しい光の波が大きく、ゆらゆらと何層か合わせて光る杢を虎杢（とらもく）と呼びます。木が波打って育っていた部分が多く、最高級の素材です。
木目が美しい木の宝石とも言える銘木です。

珍しい杢、オークのトラ杢（https://www.youtube.com/watch?v=zo16v3cWQUA）アメリカなどでは、この杢がまるでクマが木に付ける爪の傷跡のように見えるのでベアークローフィギャードとも呼ばれます.
アメリカ産ホワイトオークのトラ杢は非常に珍しいですね。
最近では入手困難な材木です。コンプロット10 万年筆ケース 10本入れが作れる程の大きさ、厚みもあり、コンプロットに向いてる木取りは少なく、現存する商品は数本と思われます。

内装は神戸の有名鞄店ル・ボナーの店主松本氏が担当し、より細部にこだわった高級な品質の仕上がりになっています。
美しいエクセーヌの内張りに吸い付く様な滑らかな手触りです。
様々な太さの万年筆を傷めないようにピッグスキンの皮でベルトタイプの押さえが付いています。
開閉は手を挟まずにカチッと蓋が内蔵のマグネットで閉じます。
開閉用金具に（本品は経年により）くすみが見られます。

サイズは外寸縦１８０ｍｍ×横129mm　厚み約49ｍｍ程です
大切に使用していました。写真⑦＝購入時はホワイトオークで白っぽい色でしたが、エージングでいい感じの茶色になっています。
それなりに使用感があります。
ご理解いただける方の購入をお願いします。

ご覧いただきありがとうございます。
コレクション出品のため、突然出品を取り下げることがありますので
ご了承下さい。